「節約」と「貯金」を違う言葉にしたい
物心ついたときから、「節約」と「貯金」アレルギーでした。
わたしはアラサーなので幼少期や学童期はすでに景気が悪くなっていたとはいえ、それ以降のデフレ期に比べるとまだバブル期をひきづった親世代が多かったと思います。
マイルドヤンキー予備軍の多い地域で生まれ育ちました。
子供に積極的におしゃれをさせ、おもちゃやゲームを買い与え、交通の便が悪いので親がどこにでも子供を送迎する。
中には塾などに通う子もいましたが、勉強ができるより運動ができるほうが偉い。
大学に行く子はごく少数なので、とりあえず高校に行ってくれればよい。
人口が非常に少ないため、クラス替えもなく、同じメンバーだけで保育園から10年ほど集団生活を送りました。価値観の多様性は、あまりなかったように思います。
そのため子に甘い価値観がマジョリティを占める中で、うちはしゃれっ気のまるでない両親だったため、おしゃれもさせてもらえず、好きなものを買い与えてももらえない。
核家族で共働きの為(その地域はほとんどが祖父母と同居家庭でした)、遊びにも連れて行ってもらえない。
なんでも与えられる周りの子をうらやましがり、妬み、
すっかり、「イケてるものコンプレックス」になってしまいました。
そのため、ときどきお正月などで親戚からまとまったお金をもらえるものなら、もらったそばから使っていました。
後先のことなんか考える余裕がなく、なんなら貯金なんかしたら負けだとすら思っていました。
子供のころからそれで、社会人になると使う額が大きくなる分悪化しました。
イケてるものへのコンプレックスに加え、身体の弱さ、体力のなさ、計画性のなさから、無駄にお金がかかっていました。
たとえば友達の誘いを断れず、飲み会でオールして、疲れ切ってタクシーで帰宅、そのまま仕事に出勤。しんどくてとても自炊も掃除もできない…なんて日常茶飯事。
薄給のくせにそれ相応の生活ができていませんでした。
このくらいの額を、大人なら使うだろう、このくらいの生活を普通ならできるだろうと、収入に見合った見積もりもせずに生活レベルを上げて常に困窮していました。
ほんとに節約も貯金も苦手だったのです。今も、苦手です。
節約。貯金。もはやその響きが苦手です。
どうしてもせせこましい、苦しい、貧乏臭いイメージが自分の中から抜けません。
なので、自分の都合がいいように言い換えてみようと思います。
節約は、「目利き」に言い換えると抵抗がなくなります。
敏腕バイヤーのように目利きだから、余計なものは仕入れず、ノイズに惑わされずに価値あるものに集中投資できる。
「わかってる女」「価値の分かる女」「上級の女」「いい女」みたいなセルフイメージを持てる言葉だと(勝手に)解釈します。
貯金は「リッチブック」と言い換えてみます。
通帳を使っているので、このブックの数字が増えていくとどんどんリッチブックがプラチナ化していきます。
リッチブック=自分で作れる富と幸せの象徴本 くらいにとらえています。
リッチブックづくりに精進したいです。むふふ。
…たぶんわたしはホロスコープで内面を表す月星座が獅子座だから、他の人から見て外見がどう見えるか以上に、自分の中でのセルフイメージが貧乏臭くなることが嫌なんですね。(せめて)セルフイメージだけでも華やかでいたいと思うのです。
目利き活動、がんばるぞー★
そしてリッチブックの完成度を高めるぞー★
※今後も節約や貯金について書くときは、「目利き」「リッチブック」と表現するかと思いますのでよろしくお願い致します。